介護の仕事は幅広く、介護を必要とする高齢者の自宅に訪問して介助を行う在宅介護の場合、さまざまな道具を持ち込む必要があります。介護メーカーの製品を使う方法もありますが、高額な物も少なくないので金銭的な負担が大きくなる事態は避けられません。

特に消耗品はいくつも必要になるので、すべてを既製品で賄おうとすると負担が大きくなります。そのため、介護メーカーの製品と同様に利便性が高く、尚且つ安価で用意できる道具を使うのが在宅介護の仕事を効率的に行うための工夫だといえます。

アイデア次第でさまざまな物が便利アイテムとして活用できるので、覚えて損はありません。廃棄する物の再利用品なら、ほとんどお金がかからないので財布にも優しい利点があります。

ただし、再利用品を活用する際は状態の良いものを使うことが前提です。汚れや破損が大きいものは衛生的に見ても望ましくないことはもちろん、長持ちもしません。すぐに買い替えが必要になり、安価で利用できるものという目的を果たせなくなります。

再利用品ではなく新品を利用するなら、100均のアイテムをそろえることもおすすめです。100均は地域によって大小様々な規模の店舗がありますが、品揃えを考えると大きな規模の店舗が良いでしょう。

店舗によっては、店内の一角に介護用品コーナーを大々的に設けて、便利グッズを取り揃えているところも珍しくありません。二度手間を防ぐためにも店舗に電話を入れて、品揃えについてあらかじめ確認してから買い出しにいくのも効率的です。買い出しに行く前に「介護にまつわるお役立ちグッズ事典」でも100均のアイテムは紹介されているので、チェックしてみるといいでしょう。