介護は、主に「在宅介護」と「施設介護」の2つに大きく分類されます。在宅介護は自宅で介護を行うものを指し、施設介護は老人ホームに代表されるような専門の施設に高齢者が入居し、介護士から介護サービスを受けるというものです。

近年では、在宅介護を選択する家族が増加しています。しかし、家族にとっては多少なりとも負担になるためできるだけその負担を楽にしたいものです。在宅介護をうまくやるにはコツがあります。それは便利アイテムの活用です。

たとえば、高齢者が一人で歩くことができない場合、シャワーボトルが活躍します。これはペットボトルにキリで小さい穴を開けて、お湯をその中に入れて使うアイテムです。シャワーのようにお湯が出て、気持ちよく髪の毛を洗い流せます。

毎日お風呂に連れて行き、髪の毛を洗うことはなかなかの重労働です。そんなときにシャワーボトルがあれば、ベッドで寝ている状態で洗い流すことができます。

また、蒸しタオルもおすすめアイテムです。使わなくなったタオルを蒸して両足を包み込んであげると、足湯と同じような効果を発揮します。足浴のために高齢者に座ってもらうのはなかなか手間ですが、これだとタオルをぬらして電子レンジで温めるだけでいいです。

他にもお茶や水を飲むときに紙コップを活用する方法もあります。寝たきりの場合は顔がどうしても上向きの状態で飲むことになります。普通のコップで飲むとそこからこぼれてしまって一人でちゃんと飲むことが難しいです。紙コップなら飲みやすいように飲み口のあたりを切り抜いてカスタマイズできます。